いのちの大切さを子どもたちに
ものがたり
隆志、聡、実、大輔たちは希望が丘小学校の5年生。 女性の裸やセックスなどに興味を抱きはじめる年頃だ。 ある日学校の帰り道、みんなでエロ雑誌のグラビアに夢中になって覗き込んでいるところを同級生の比呂子に目撃されてしまった。 折から母が妊娠し、自分も初潮(初経)が始まったばかりの比呂子は、性に対して嫌悪感を抱いてしまう。
隆志たちことを比呂子から聞いた洋子は、担任の岡部先生に告げ口したが、結局担任にもどうしていいかわからない。 そこで教護教諭の水町先生に相談し、新学期から性教育の授業を行うことになった。 まず、「いのちの大切さ」を語った水町先生の言葉に子どもたちはうなずいた。
僕が生まれた時のこと、もっと詳しく教えてよ
隆志も聡も比呂子も自分がどのようにして生まれてきたのか両親に聞いて、素直な感動を覚える……。