少女の夢〜いのちつないで〜

夫と愛弟子が想い込めた故槙坪監督に捧げる映画

かけがえのない人に捧げる

撮影所の一角で出会い、ともに歩んだ人生も42年の月日が流れました。

槙坪さんは、若い頃から重いリウマチを患い入退院の繰り返し。でも、いつか自分たちで映画を作ろうと励まし合い、支え合いながら夢を追い求めてきた私たち。 ある日の夜、槙坪さんは青い台本を手にして「これ読んでくれない?」。 それがパオ1作目『子どもたちへ』のスタートでした。

映画は命と語り、生きる証しとして7本の映画に情熱を注ぎ込み、どんな苦境に立たされても決して諦めることなく、ひたすら前だけを向き歩み続ける姿に、「なんて意志の強い人だろう」と感服することが多々ありました。 今でも、出会いから見送るまでの1コマ1コマが、長編ドラマの如く浮かんで見えます。

槙坪さんは、私に人生の意義を教えてくれた“かけがえのない人”でした。 映画『少女の夢』は、槙坪さんへの感謝の気持ちと愛しい妻へのレクイエム、そして、これからも「ともに生きる」証しであるのです。

73分のラブレター

私が槙坪監督に出会ったのは2009年の冬、映像の仕事に挫折していたときでした。 パオ7作目『星の国から孫ふたり』の助監督に採用され、槙坪監督とパートナーの光永さんから学び、支えられ、スタッフとして、弟子として、時には娘のように接していただきました。

2011年。槙坪監督とお別れした後、光永さんから、槙坪さんの意志を継ぐ映画を作るから監督をしないかと言われた時、正直不安もありましたが、私なりに精一杯、頑張ろうと決意しました。

完成した映像を見て、私はハっとしました。『少女の夢』は戦争の悲劇や平和への祈りを描きながら、人と人が支え合い、慈しみあう心の尊さ、こんこんと湧きいでる泉のような人間愛を描いているのだと。 そして、槙坪監督を忘れないで欲しい、いつまでも監督の笑顔がみんなの心の中に生き続けて欲しいと願う光永さんから槙坪監督へのラブレターではないかと。 槙坪監督を誰よりも愛し、尊敬していたのは光永さんなのですから。 この映画に関われたこと、お二人に出会えたことに心から感謝しています。これからも槙坪監督のメッセージと心を感じながら、歩んでいきたいと思います。

あいち国際女性映画祭オープニング作品招待

祈り、つないで

第8作目として、槙坪監督は「平和」と「いのち」について企画を立てていました。しかし、2011年9月。志半ばにして、私たちとお別れをすることになりました。 私たちは槙坪監督がどういう映画を作ろうとしていたか想像もつきませんでした。

ただ、田口ランディさんの「被爆のマリア」の中の短編小説「イワガミ」、それから岡本太郎さんの「明日の神話」をつかいたいことは知っていました。 その次回作に込めた願いを引き継ごうと、今まで槙坪映画を支えてくれていた人たちが第8作目を作るため立ち上がりました。

そして、皆の想いは 2012年9月あいち国際映画祭で結ばれることになったのです。

製作支援・上映協力者の皆様

個人・団体の皆様からのご支援、ご協力をこころより感謝申し上げます。

上映会に於いて、収益の一部、又は全額を応援金として頂戴した方々へ重ねて御礼申し上げます。


映画フィルム・DVD貸出と上映会を再開

追記:

今年3月より実施を自粛して参りました映画の上映会ですが、国内の新型コロナウィルス発生状況を判断しながらではありますが、再開のはこびとなりました。ご支援ご協力に感謝申し上げます。上映スケジュールでご覧いただけます。

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